民族は違えど

最初はチベタン(特にジー)が特別だと思ってました。
他の民族の品物には目もくれず収集してきたわけですが、マニア度が増していき幅が広がり、他の少数民族の品物も増え始めます。

ある日、〝なんでジーだけが特別なんだろう?〟と、ふと疑問に思う事がありました。
他も知った上で特別だと言わなければ説得力に欠ける。
普段、風情が好きとかなんとか言いながら、風情がいい他の民族の品物をパスしている自分に気づくわけです。思いの込められた品物が好きなのに、シャーマンの品物や子供の成長を願いつくられた衣装は興味なし。

ネックレスの大切さはどこの民族だろう同じはずです。
心臓に近い所には大切な物を持ってきます。
今より格段に過酷な生活をしていた当時であれば尚更。
標高3000mを超えるチベットは当然ですが、山間民族も平野部に比べれば過酷な生活だったに違いありません。
そう思うことが出来れば、ヤオやモンの装飾品も当然愛おしくなってきます。全然違った地域・民族だけど、これとこれって実は一緒なんじゃないか?
そう思えることが大切な気がします。

マーケットを意識することは大切です。
意識しないと取る順番を間違える可能性があるので。
僕も散々やらかしてます…。苦笑

ただ、マーケットに振り回され過ぎていないか?
ということも同時に考える必要がある気がします。

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